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認知症の問診
認知症の診断を医療機関でするにあたり、患者やご家族を対象とした問診を行いますが、問診の際には医師に症状を漏らさず話していただくために、あらかじめ準備しておくことをおすすめします。
認知症の問診の時の質問事項は、
- いつぐらいから、どういう形で症状が見られるようになりましたか。
- 今はどういう症状が引き起こされていて、どういう症状に悩まされていますか。
- これまでどのような病気を患った経歴がありますか。
- 現状で治療中の状況にある病気に罹っていますか。
- どのような種類の薬を服用していますか。
- 現状で一番苦労していることはどのようなことですか。
以上のような内容の質問を行いますので、あらかじめ回答をメモしておいていただきますと、内容を的確に伝えることができます。
質問事項のうち・どのような種類の薬を服用していますか。については、服用している医薬品を持参していただくと判りやすいのです。
認知症の患者は、家族以外の人に対しては普段とは異なる面を見せることが往々にしてあり、患者が信頼感を抱いているご家族でないと把握していない症状も色々とあることが予想されますので、医師には普段の様子をお話しください。
認知症の問診関連ページ
- 認知症の予防方法
- 認知症の危険因子には、飲酒や喫煙、運動不足、食塩摂取、肥満、高血圧症、高脂血症、糖尿病、心疾患などがあります。
- 認知症の進行状況
- 認知症の症状は、記憶障害が原因となり、鍋を焦がすとか、仕事の能率が低下するなどの問題が見られるようになり、料理の段取りが悪くなったり、毎回のように同じものを購入してしまったり、日付や時間の感覚が曖昧になります。
- 認知症とうつ状態の違い
- 認知症と勘違いされるうつ状態は、気分が落ち込み、憂鬱な状態に陥り、やる気が湧かず、思考が鈍るというような症状が継続します。
- 認知症とせん妄の違い
- 認知症によく勘違いされる状態でせん妄がありますが、せん妄は、急性の脳障害と共に生じる軽度の意識障害のことをいいます。
- 認知症の診断方法
- 認知症は、記憶障害などさまざまな症状を引き起こしますので、患者自身やご家族から細かく問診を行ったり、さまざまなテストや検査を行って診断を行います。
- 認知症の診療の目的
- 認知症の主な診療目的は、残されている身体的機能や精神的機能を長期間に渡り、保ち続けることの可能性があるからです。