認知症予防と治療

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認知症とせん妄の違い

認知症によく勘違いされる病気や状態でせん妄とうつ状態があげられますが、せん妄とは、急性の脳障害と共に生じる軽度の意識障害のことをいいます。

 

せん妄が引き起こされる症状は、判断力の落ち込み、理解力の落ち込み、たびたび幻覚や妄想が出てきて興奮状態に陥ったりすることがあげられます。

 

認知症とせん妄との違いは、症状の出方が違いますし、せん妄の場合は、その日のうちに症状が何度も変わるという特徴があり、ちゃんとしている時と、ちゃんとしていない時の差が見られます。

 

せん妄は急激に発症するのに対し、認知症は徐々に発症するという違いがあるだけでなく、せん妄は長くても何週間かのあいだ症状が継続するのに対し、認知症は永続的に症状が起こるという違いがあります。

 

せん妄の場合は、薬物や環境が関係していることがよくあるのに対し、認知症の場合は薬物や環境が関係していないなどの違いがありますが、アルツハイマー型認知症の場合は、せん妄を伴うケースがあります。

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認知症の予防方法
認知症の危険因子には、飲酒や喫煙、運動不足、食塩摂取、肥満、高血圧症、高脂血症、糖尿病、心疾患などがあります。
認知症の進行状況
認知症の症状は、記憶障害が原因となり、鍋を焦がすとか、仕事の能率が低下するなどの問題が見られるようになり、料理の段取りが悪くなったり、毎回のように同じものを購入してしまったり、日付や時間の感覚が曖昧になります。
認知症とうつ状態の違い
認知症と勘違いされるうつ状態は、気分が落ち込み、憂鬱な状態に陥り、やる気が湧かず、思考が鈍るというような症状が継続します。
認知症の診断方法
認知症は、記憶障害などさまざまな症状を引き起こしますので、患者自身やご家族から細かく問診を行ったり、さまざまなテストや検査を行って診断を行います。
認知症の問診
認知症の診断は、患者やご家族を対象とした問診を行い、医師に症状を話していただくために、あらかじめ症状の状態を説明しやすく準備しておくことをおすすめします。
認知症の診療の目的
認知症の主な診療目的は、残されている身体的機能や精神的機能を長期間に渡り、保ち続けることの可能性があるからです。

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