認知症予防と治療

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認知症の進行状況

認知症のアルツハイマー型と脳血管性の進行状況ですが、アルツハイマー型認知症の主な特徴は、発症や進行が少しずつ起こり、記憶の低下と共に、普通に生活を送ることがままならなくなっていき、軽度、中等度、高度という進み具合になります。

 

アルツハイマー型認知症の軽度は、記憶障害が原因となり、鍋を焦がすとか、仕事の能率が低下するなどの問題が見られるようになり、料理の段取りが悪くなったり、毎回のように同じものを購入してしまったり、日付や時間の感覚が曖昧になるのが一般的です。

 

アルツハイマー型認知症の中等度は、時間の他に場所の感覚が曖昧になりますが、はじめは馴染みのない場所で起こり、やがて馴染みのあるところでも道を見失うようになり、自力で気候に適した衣服を選ぶことが不可能になったり、服薬の管理を行うことも不可能になったりしますので、誰かの力を借りないと日常生活に支障をきたす場面もあります。

 

アルツハイマー型認知症の高度は、一緒に暮らしている家族の顔や家のトイレの場所すら把握できていない状態になり、日常生活を普通に送ることが不可能となり、介助を受けなくてはいけなくなりますが、不都合を隠すための応答はよくできるといわれています。

 

脳血管性認知症は、脳卒中の発作が関係しているのが大きな特徴で、発作が起こることにより、段階的に認知症の状態が悪化していきます。

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認知症の問診
認知症の診断は、患者やご家族を対象とした問診を行い、医師に症状を話していただくために、あらかじめ症状の状態を説明しやすく準備しておくことをおすすめします。
認知症の診療の目的
認知症の主な診療目的は、残されている身体的機能や精神的機能を長期間に渡り、保ち続けることの可能性があるからです。

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